【お好み焼き】大阪人が愛する名店3選味も人情も満点や~!

お好み焼き 大阪

「きょうは、もー疲れたし、お好み焼きにしよか!」。

「きょうは、もー疲れたし、お好み焼きにしよか!」。
いやいや、お好み焼きって切ったり混ぜたり焼いたり、それなりに時間かかるけど!と突っ込みたくなりますよね。
私にとって「お好み焼き」は、完全目分量、ほぼノーストレスでつくりあげることのできるお料理のひとつなのです。
お好み焼き粉、お好み焼きソースなんて便利な商品が家庭でも気軽に使われる前は、粉をお出汁で溶いたり、ソースにお醤油やケチャップを混ぜて「お好み焼きソースやで!」と自慢したりしてました。
そんな、お好み焼きを愛する大阪人がおススメする、味はもちろん、人情も満点のお好み焼きの名店を、エピソードと共に紹介します!
食い倒れの街大阪の愛され続ける名店3選です。ぜひご覧ください!

OSAKA

 

目次

1.お好み焼きはいつも生活の中にあったよ!

2.お好み焼き屋さんのここが好き!いち推しのになるまでの道のり

3.お好み焼きは焼いてもらいたい派?焼きたい派?

4.美味しい店のお好み焼きは、とにかくまねして作ってみよ!

5.まとめ

1.お好み焼きはいつも生活の中にあったよ!

幼い頃住んでいた大阪市内の町には、近所に2~3軒はお好み焼き屋さんがありました。
普通の家の玄関にのれんがかかってて、玄関入ると小さな鉄板とパイプ椅子がある。
おばちゃんが一人でもくもくとお好み焼きを焼いて、お客さんはほぼセルフサービス状態。食べ終わったらお会計して「ごちそーさま」と声をかけて、玄関から出ていく。
自宅兼お店みたいな、お好み焼き屋さんがいっぱいあったな~
食べて帰る、というシンプルなお店。
大阪人が言う「今日はお好み焼きでいいやんな~」という言葉の中には、いつも身近にある「親近感」と、親戚のおばちゃん感を醸し出す「自宅兼お店」の存在への愛着のあらわれかもしれません。
というわけで、庶民の町大阪には自宅兼お店の「お好み焼き屋さん」があって、幼いころから近所に推しの店を持つことになるのでした。

 

2.お好み焼き屋さんのここが好き! いち推しのになるまでの道のり

大阪で美味しいお好み焼き屋さんを紹介してほしい、と言われたら次の3店を紹介します。

①伍栄門(ごえいもん)
ビジネス街のお好み焼き屋さんで、仕事終わりに行くとほぼ並んでる。裏通りのビルの2階に店舗があって、某サイトの紹介ページにあった店のキャッチコピーは「階段登って天国へ!」となっていて、お好み焼き屋さんらしからぬ表現が大阪らしくて面白い。私が通っていた頃は、テレビ局や新聞社が近くにあり、お客さんにその業界の人が多く、新番組のステッカーらしきものが店内のいたるところにペタペタ貼ってありました。活気があったし、自由でええ感じやわ~と、思っていたものです。
ここで学んだことは(笑)焼きそばの焼き方と、納豆焼きとの出会い。
焼きそばは、まず豚をカリカリに焼いて塩コショウ→横のエリアで、そば麺の上にキャベツ、その上にカリカリ豚肉、そして蓋をして蒸し焼きにしてから、その重ねた材料達を一気に崩してソースで仕上げる。こんな流れだったと記憶して、今でも家でつくる時に実践中。
マスターのパフォーマンスを見ながら「焼きそばやのに、ずっとコテを動かして焼いてないんやな~」と、心の中でつぶやきました。
納豆焼きは最高に美味しくて、定番メニューやった!
納豆焼きを注文したら、女将さんがニコニコ笑いながら厨房から出てきて、納豆と大量の刻み葱と卵が入ったボウル泡立つまでくるくる混ぜてマスターにパス、それをお好み焼きのように丸く鉄板で焼いて、マヨネーズと一味でいただきます。
伍栄門に行くときは、鉄板カウンターに座ってマスターがぽそっと話すよもやま話やお料理の手順を眺めるの楽しみやった!お好み焼きももちろん絶品!今も変わらず人気店の伍栄門(ごえいもん)、マスター元気かな~

 

②お好み焼き 風月
「鶴橋で降りたらほんまに焼肉の匂いしたわ~」と、大阪人も話のネタにするほど、個性的な町、鶴橋の駅前商店街の中にある「お好み焼き 風月」。
仕事終わりが鶴橋の時は、「今日は風月やね!」と迷わず直行。
風月に初めて連れて行ってもらった時、友達が鉄板の上のお好み焼きを見ながら「さわったらあかんで~」と微笑むので、「?」。この店は、お店の人が焼いてくれるらしい。創業者の名物おばちゃんが各テーブルのお好み焼きを目視で確認、ここぞというタイミングで大きなコテでひっくり返す。これを繰り返した後、仕上げにソース、マヨネーズ、のり、かつおで完成。「いただきます~」
小さなコテでハフハフしながら、ふわふわのお好み焼きを食す幸せ!
鶴橋本店も改装されて当時の面影は無くなっていますが、
駅前商店街は今もファンキー!

③ねぎ焼き やまもと
庶民の町、十三の地で昭和40年頃に創業したお好み焼き屋さん。当初、子供のまかないで作っていたねぎ焼きが、常連さんのリクエストで看板メニューになったそう。ねぎ焼発祥のお店です!
大阪では有名店の「ねぎ焼き やまもと」が新大阪駅構内のフードコート【大阪のれんめぐり】内にできました!「十三まで行かんでもたべれるやん♡」と、思うことは皆同じ、時間帯によっては並びます。本店同様、並んでます!
ねぎたっぷりのお好み焼きはでヘルシー、仕上げはレモン風味のお醤油ソースで香ばしくて口当たりはふわふわ。
新幹線搭乗までの時間に、食べることができるとラッキーです。
家でもこの味をと、ねぎ焼やまもと監修の「ねぎ焼セット」が日清から発売されてるのもうなずける。
しかも日本コナモン協会(全国でコナモン文化の普及活動を行なう協会)推薦となっているから本格的です!地元民が愛したお好み焼き屋さんの、まかないから始まった「ねぎ焼」が商品化されてます。
美味しいものは万民共通ですね!

3.お好み焼きは焼いてもらいたい派?焼きたい派?

お好み焼きを焼いてもらいたい?それとも焼きたい?
みなさんはどうですか?
これは外食先でのお話で、私はやっぱり焼いてもらいたい派。
そこも含めて外食の醍醐味かもしれません。
外国人観光客の皆様が日本のカルチャーを体験したいと、お寿司を握ったり、和菓子を作ったりするのとは違って、作らない=外食という考え方からすると、焼いてもらいたい!
できれば、目の前で。混ぜ方、ひっくり返すタイミング、焼くときコテでぎゅうぎゅう押すすんかな?そのままかふわっと?プロの技に好奇心が高まる瞬間がいくつもあるので、見てみたいという気持ちがあります。
以前、旅先でお好み焼きを食べた時、鉄板に追い油をしながら揚げるように焼いていたお店があって、美味しかったけど「お好み揚げやん!」と心でつぶやいたのを今でも覚えています。焼き方もいろいろあるな~と。
ビールを飲みながら、焼きあがるまでのあれこれを楽しめるから、私は断然「焼いてもらいたい派やわ!」
みなさんはいかがですか?

 

4.美味しい店のお好み焼きは、とにかくまねして作ってみよ!

目の前でパフォーマンスを見せてくれるお料理って意外と少ないかもしれません。
ほとんどは厨房で作り上げた美しいお料理が運ばれてきますよね。
お好み焼きや焼きそば、たこ焼きのようなコナモン達は、出来あがる工程を見れるのでちょっとした工夫を真似てみたり、伍栄門の納豆焼きのようにはじめて出会うメニューだと「マスター、美味しい!何がはいってるんですか~」と、ストレートに聞いてみたりして、家でトライしてみます。
同じメニューでもお店によって作り方はいろいろ。
例えば、お好み焼きと焼きそばが合体したモダン焼き、そばは麺をそのまま重ねるお店と、鉄板でさっと麺をソースで炒めて重ねるお店があります。
具材の豚の上に花かつおをオンしてひっくり返すお店や、鉄板の上に卵を割って、焼きあがったお好み焼きを乗せて、ひっくりかえして オン・ザ・目玉焼き!
「うちのは一味ちゃうよ!」と、店主の想いが聞こえてくるようですね。
気になることは試してみて、自分の味にプラスしちゃいましょう!

5.まとめ

大阪人のソウルフードお好み焼き、実は「どこで食べても美味しいよ~」と言いたい気持ちをおさえて、愛され続ける3店を紹介しました!
大阪人は、晩ごはんにお好み焼きを作り、ランチにお好み焼き定食を食べます。そして「お好み焼きパーティー」を開催して客人をもてなしたりもします。
それほど日常の中にあるお料理なので、外食にお好み焼きを選択する時は大好きなお店に行くのです。
マスターが好き、お店の雰囲気が好き、あのメニューが食べたい!
そんな「味も人情も満点や~」と想えるお店はそんなに多くはないかもしれません。
大阪へ行かれた際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

 

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